世代を超えて伝わるもの
完璧に機能する家庭など、実際には存在しません。
どんな家庭でも何かしら問題を抱えています。そんな中で
子供たちにとって「機能不全なこと」というのは
ありのままの自分を受けてとめてもらえない
・感じたことや望んでいることを否定される
「おまえは、おかしい」「そんなこと言うなんて間違ってる」
・親の思い通りにできないと存在を否定される
「そんな子に育てた覚えはない」
・家庭内の問題を話し合って解決する代わりに、それについて語ること がタブーとなり、子供も自分の感じたことに関して口をつむぐようにな る
家庭が子供にとって安全な場ではない
・子供にとって理解できない原因で家族の中がいつもトゲトゲ、ピリピ リしている
・何かのきっかけで雰囲気が一変する
・親が自分を捨てて出て行く不安にかられる
・家庭の中に暴力が存在する
「いい子にしてないと、見捨てられてしまう」
「自分はどこかおかしい。私の存在そのものが間違っている」
「自分は愛される価値などない」
「周囲の期待に応えないと、認めてもらえない」
「決して間違ってはならない。いつも完璧でいなくてはならない」
たとえ親が意図としていなくても、子供たちは、こういったメッセージを受けとり、自分に植え込み、縛られていきます。
そして、自分の感情や欲求をおさえ、、周囲に何とか認めてもらおうと過剰に努力したりします。
そうした生き方のつらさから、アディクションという悲しい対処法をとる場合も多く、親の世代にあった問題が子供に伝わっていきます
アルコール依存症の親を持った子供が大人になってアルコール依存・摂食障害などの問題を抱えることも少なくないのです
関連記事